お酒との正しい付き合い⽅とは!?人間関係より命が⼤事!

⼤学⽣の保健室サイト運営担当の藤井です。

⼤学⽣になれば、必ずと⾔っていいほど「お酒を飲む機会」があります。

サークルの飲み会や成⼈式後の同窓会、さらには友達との宅飲みや最近では Zoom 飲み会なんかもありますよね。

最初にはっきり⾔っておきます!

僕は飲み会が⼤嫌いです。特に「もっと飲めよ〜〜」「はい、飲んで!飲んで!飲んで!」と酒を強要されたり、ゲームに負けてコールされながら飲む酒ほどまずい酒はないと思っています。

サークルの飲み会で初めてそれを体験した時は、「こいつら全員レベル 1 のコイキングなんじゃないか?」と本気で思いました。

今回は、飲み会に対して僕と同じような考えを持ちながらも、付き合いで参加してしまっている⼤学⽣のあなたに向けて、「お酒の正しい飲み⽅」というテーマで記事を書いていきたいと思います。

それでは早速本題に⼊りますね。

この記事のポイント

ここを抑えると、いかに⼀気飲みやコール飲みがやばいかわかると思います。

「適量のお酒なら健康にいい」は嘘!?
・世界で年間 300 万⼈が飲酒で命を落とす。
・お酒と⼈間関係―今⽇から⼼がけるべきことを話します。
・まとめ

順番に⾒ていきますね。

「適量のお酒なら健康にいい」は嘘!?

「適量のお酒なら健康にいい」という話を聞いた事ありますか?

「あ!なんかテレビでやってた」「うちのお⽗さんがよく⾔ってる」

そんな学⽣の⽅も多いでしょう。なんとなく「ホンマでっか TV」とかでやってそうですよね。笑

しかし最近の研究では、「適量ならお酒は健康にいい」という考え⽅は否定されています

例えば、医学雑誌『The Lancet』に掲載された、疾病負担(疾病によって失われた⽣命や⽣活の質の総合計)のグローバル研究である「Global Burden of Disease」の⼀環として⾏
われた調査を紹介します。

この調査では、195 カ国における 15 歳から 95 歳までの計 2,800 万⼈を、1990 年から2016 年にわたって観察し続けました。

その結果、1⽇たった⼀杯のお酒でさえ、23 種類のアルコールと関連づけられる病気(例えば、がん)にかかるリスクを、全くお酒を飲まない場合と⽐べて 0.5%増⼤させることが
明らかになりました。

さらに、この割合は1⽇の酒量が増えるごとに⾼まったそうです。

これに対して研究者はこのようにコメントしています。

「複数の先⾏研究が、ある種の条件におけるアルコールの予防効果を発⾒してきたが、アルコールと関連づけられる複合的な健康リスクは、いかに少量のアルコールであっても、その摂取によって増⼤することを我々は発⾒した。」

「1 ⽇1杯のお酒では、アルコールに関連する健康リスクは⼩さなものであるが、それ以上飲み始めたとたんに、リスクは急増する。」

このように「適量のお酒なら健康にいい」という考え⽅は、現代科学では否定されているので、そういう事をいう⼤⼈には騙されないようにしましょう。

世界で年間 300 万⼈が飲酒で命を落とす!

結構タイトル⾒て「そんなに多いの!?」と思いませんでしたか?

そうなんです。実は、WHO が⾏った 2016 年の統計によると、世界で死亡した⼈のうち約300 万⼈が飲酒関連の死因で亡くなっていたそうです。

これは、H I V や交通事故、暴⼒で命を失った⼈よりも多いのです!

飲酒関連で亡くなる⼈が交通事故より多いって衝撃じゃないですか?

そう考えるとまじで飲酒ってやばいですよね。

特にお酒に慣れていない学⽣は細⼼の注意を払わなければならないことがわかるでしょう。

ではどの程度の飲酒が死につながるリスクを⾼めるのか?
学⽣共済に掲載されているデータを⾒てみましょう。

“⼀般的に、⾎中アルコール濃度が 0.42%を越すと、死亡する可能性が⾼くなると⾔われています」

「ある⼈の体重を 60 キロとすると、⾝体の 7 割は⽔分だから、42 キロが体内中の⽔分となります。計算の簡便化のために、0.42%を 0.4%とすると、42,000cc×0.004=168cc だか
ら、体内中に純粋アルコールで 168cc を短時間のうちに取り⼊れると、死亡する可能性が⾼いと⾔えます。これは、ビール(アルコール分 5%)で換算すると 3.4 リットル(⼤ジョ
ッキで約 3 杯ぶん)、⽇本酒換算で 1.1 リットル(約 6 合ぶん)、ウイスキー換算で 0.4 リットル(ボトル約半分)にあたります」”

引⽤:学⽣共済

⼤事な部分を繰り返すと、ビールは⼤ジョッキ約3杯。⽇本酒は約 6 合。ウイスキーはボトル半分。
このぐらい飲むと、死亡リスクがありますよ。ということです。

普通に飲み会とか⾏くと、このぐらい余裕で飲んでる⼈いっぱいいますよね。

これはあくまでお酒の強さが平均的な⼈を想定していると思うので、体質的に弱い⼈なんかは、もっと少ない量で死のリスクが⾼まるでしょう。

こういったデータを⾒ると、⼀気飲みなどのお酒の強要がいかに危険かわかるでしょう。

例えるなら、泳ぎ⽅を知らない⼈に、いきなり荒波の中サーフィンをさせるようなものですよ。

お酒を強要されて死んでしまった学⽣の親が、強要した学⽣を訴えたなんて事例あります。

死んだ本⼈はもちろん、強要して殺してしまった加害者、死んでしまった学⽣の親御さん、加害者の学⽣、その周りにいた学⽣、全員が不幸になってますよね。

お酒の強要は、絶対にやめましょう。

また強要されても、「飲みたくないな」と思ったら絶対に拒否しましょう。

その場の空気が壊れようと、命が壊れるよりは⼀億倍いいと思いますよ。

お酒と⼈間関係―今⽇から⼼がけるべきことを話します。

ここまでお酒に対するデメリットばかりを強調してきました。

ただいくらお酒に害があると知っていながらも、お酒が好きな⼈は懲りずに飲みますし、強要してくる⼈も少なからずいます。

こればっかりは仕⽅ないでの、⾃分で対策しましょう!

最後に僕が考えた、対策法を紹介します。

ポイントは以下の通りです。

1:嫌な飲み会に参加しない。
2:飲み放題は頼まない。
3:お酒が飲めない=損しているという考え⽅をやめる

順番に解説しますね。

嫌な飲み会には参加しない

まず、⾃分がなんとなく友達付き合いで参加している飲み会には参加しないようにしましょう。

正直⾏ってもつまんないですよね。

僕は 3 回ほどサークルの飲み会に参加し、合宿等でも飲み会に参加しました。

正直 1 回⽬に全然⾯⽩くないなと思ってたのですが、“いつか楽しめるようになるかもしれない” 、“参加しないと取り残される”。

そんなふうに思って、合計 5 回ぐらい参加してしまいました。

結果参加するたびにお⾦と時間を無駄にした気分になり、逆にストレスがたまるだけでした。

それに気づいた僕は、もう⼀切飲み会に参加するのをやめました。

結果どうなったかというと、飲み会の⽇が近くに連れてたまっていく憂鬱感がなくなり、僕に続いて飲み会が嫌だと思った友⼈が何⼈も参加するのを辞めて、逆にその友⼈達との
絆が深まりました。

僕が思うにサークルメンバー全員と仲良くなる必要なんてなくて、サークルの中で気の合う友⼈と⼀緒にいればいいんですよ。

飲み会に参加しなかったことで浮いた 3000 円で、気の合う友⼈と焼⾁でも⾷べに⾏けばいいんです。

また「飲み会が嫌だ!」と正直に⾔ったおかげで、先輩からしつこく誘われることもなくなりました。

誘われなくなるこが怖いっていう⼈いますけど、僕から⾔わせれば、嫌なことに誘われて断る⼿間が増えることの⽅が嫌ですね。

というか、飲み会に参加しないくらいで疎遠になるような友⼈や先輩なんて所詮その程度の付き合いです。

縁が切れたところでなんの問題もありませんよ。

飲み放題は頼まない。

飲み会には⾏かずとも、少⼈数で居酒屋に⾏こう!となることもあると思います。

そこで飲み放題を頼んでしまうと、思わず元を取ろうとしてたくさん飲んでしまいがちです。

そう⾔ったもったいない精神に対処するには、最初から頼まないのが⼀番です。

そうすれば、お⾦がないことを理由にお酒を断ることもできますし、⾃分にも⻭⽌めがかかるでしょう。

「いや、そもそも飲み放題前提みたいな流れがあるんですけど、、」

その時は、はっきり「⾃分は飲み放題嫌だ!」と⾔えばいい。

もし「飲み放題にするなら、⾃分は頼んだ分しか払わない」と主張すればいい。

例え空気が悪くなろうと、飲み放題がいいやつだけが得をする状況は絶対におかしいのです。

それで「お前、まじ空気読めねえな」などの暴⾔を⾔われたら、その時はもう縁を切る時です。

僕はこうして何⼈かの中⾼時代の友達と疎遠になりましたが、全然問題ありません。

⾃分の主張をすれば当然合わない⼈は離れていきます。

しかし、その分だけ⾃分の主張に共感してくれる新しい友⼈ができます。

友⼈は⾃分が置かれている環境に合わせて選んでいけばいいのです。

「いや、でもそれは友⼈を⼤切にしてないのでは?」
「友⼈は⼤切に!」という主張を否定するつもりはありません。

ただ、⾃分の主張を抑えること=友⼈を⼤切にしているということではありません。

「友⼈は⼤切に!」の本当の意味は、お互い主張を受け⼊れて、何がベストか?ということを⼀緒に考えることです。

本当の友⼈は⾃分の意⾒を尊重して、双⽅が楽しめる遊びを模索してくれます!

そう⾔った友⼈とは、ずっと付き合いを続けていけばいいのです。

お酒が飲めない=損しているという考え⽅をやめる

「よく私はお酒が飲めないから損してるな〜」って⾔っている⼈がいますよね。

僕は昔「飲み会を楽しめない⾃分は損してるな〜」と思ってました。

でもある⽇気づきました。

お酒も数多くある娯楽の 1 つに過ぎないということを。

世の中に娯楽ってたくさんあるじゃないですか。

映画・ドラマ・YouTube・スポーツ・⾷べ歩き・ライブ・漫画・読書、、、、、etc
もう現代には数えきれないほどありますよね。

お酒もその中の⼀種に過ぎません。
ただ娯楽として楽しんでいる⼈数が多いだけです。

別に多くの⼈が楽しんでることを⾃分も楽しめないといけないわけではありません。

ドラマでも、スポーツでも⾃分が⼼から楽しいと思えることにコミットすればいいのです。

僕はほとんどの娯楽時間をテニスやドラマ鑑賞等に当てています。

飲み会に時間を使うより遥かにストレス解消になりますし、お⾦もかかりません。

さらに共通の趣味を持つ友⼈もたくさんできました!
惰性で飲み会に参加している時より遥かに幸せです。

もし今あなたが、「飲めなくて損している」と思ったら、「他のことに時間を使えるのだからラッキー!」と思ってみてください!

損得は極めて主観的な感情なので、⾃分次第でいくらでも変えることができますよ!

まとめ

どうでしたか?

最後は少し、お酒から⼈間関係へと話が進んでしまいましたね。

また途中少々熱くなってしまいすいませんでした!

でもとても⼤切なことだと思ったので、今回は熱く語らせていただきました!

この記事を⾒て、少しでも「お酒には気をつけよう。」「対策しよう。」「無理するのはやめよう。」と思っていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!