【⼊社⼀年⽬の教科書に学ぶ】社会⼈になる前に知っておくべき3つの原則と5つの思考法

大学生の保険室サイト運用担当の Fuji です。
現在大学3年生です。

いよいよ就職の時期に近づいてきました。

正直いうと不安です。
「社会人になる前に知っておくべきことって何だろう?」
「仕事でやらかして怒られないかな、、」
「他の人より絶対成果を出したい!」
「苦手なお客さんと仕事することになったらどうしよう、」

寝る前や、お風呂に入ってボーッとしてる時には、こんな不安が頭の中に出てきます。

「どうやったら不安を解消できるだろう?」と不安対策の本を読みました。

その本にはこんなことが書いてありました。

『紙に不安を書き出してみなさい。』

実際やってみたら、一時的には落ち着くんですけど、根本的な解決になっていないので、またすぐ不安になるんですよね。笑

というわけで、僕はその不安対策の本をメルカリで出品し、代わりに『入社1年目の教科書』という本を購入しました。
この本はよく「社畜の本」と揶揄されがちなのですが、僕個人的には、就職に対する不安の多くがこの本によって解消されたので、すごくおすすめの1冊です。

というわけで今回は、社会人になることへ不安を感じている?学?に向けて、『【入社1年目の教科書に学ぶ】社会人になる前に知っておくべき 3 つの原則と 5 つの思考法』という
テーマ
で、記事を書いていきたいと思います!

就職間近の大学4年生・3年生はもちろん、2年生・1年生に関しても、早めに知っておいて損のない情報なので、ぜひご覧ください!

それでは本題に入ります。

この記事のポイント

・仕事において大切な 3 原則
・僕が?社前に知ることができてよかった思考法 5 選
・社会人になる前にやるべきアクションプランを紹介します。

これら全て、とっても切なことだと思うので、必ず抑えておきましょう!

順番に見てきますね。

仕事において大切な 3 原則

結論からいうと、仕事において大切な 3 原則とは以下の通り。

・頼まれたことは、必ずやり切る
・50 点で構わないから早く出せ
・つまらない仕事はない

それぞれ見ていきましょう。

頼まれたことは、必ずやり切る

最初に 1 つ質問です。

あなたが経営者になった立場で考えてみてください。

あなたはこれから、会社の命運を左右する大きなプロジェクトを始動します。

失敗したら、会社が倒産して、社員全員を露頭に迷わせてしまうかもしれません。

そんな状況の中、あなたはプロジェクトメンバーに、以下の2人のうちどちらかを選ぶでしょうか?

①:能力はまずまずだが、言われたことは必ずやり切ってくれる A さん

②:能力は優秀なものの、仕事はいつもギリギリで、時には「忘れてました」などと仕事をやり切ってくれる保障のない B さん

僕だったら、①の A さんに任せます。

いくら優秀だったとしても、やり切ってくれる保障のない B さんには、とてもじゃないけど怖くて任せることができません。

つまり、A さんのように仕事を必ずやり切ってくれる?は、信頼されて、結果的に優秀な Bさんよりも仕事が回ってくるということですね。

だから、1年目で慣れないうちは、「頭がいいとか」「優秀だとか」そんなことは考えなくていい。それよりもまずは、「与えられた仕事を最後までやり切る」ということにフォーカスし、信頼を勝ち取ることが大切であると、著者は語っています。

実際、こうしたマインドを持つことはかなり効果的です。

僕は今まで、「社会で通用する高度なスキルがないとダメだ」という不安を抱えていました。

でもそれって、社会に出ない限り身につくものじゃないですよね。

だから「今、自分がやるべきこと(インターン・研究)を最後まで全力でやり切ってみよう」という風にマインドを変えてみました。

そうしたら不思議と、今まで抱えていた不安が消えていって、メンタルが安定した状態で、インターンや研究活動に取り組むことができています。

ぜひこれを見ているあなたも、「今自分が取り組んでいることを、最後までやり遂げるんだ!」というマインドに切り替えてみてください!

きっと、今抱えている焦りや不安が消えていくと思います。

50 点で構わないから早く出せ

僕は学校の習字の授業が大嫌いでした。

「え?いきなり何の話だって?」
まあそう慌てずに聞いてくださいよ笑

習字の授業って、大体先生がお手本書いて、生徒がそれを真似て提出するっていう感じの流れだったじゃないですか。

その時大体先生は、「自分が納得いくまで何枚でも書き直してください」って言っていませんでしたか?

しかも 1 枚目で納得いくものが書けて、提出しに行ったら、「もうちょっとたくさん書いてみなよ」と受け取ってもらえないみたいな。笑

だからみんな 2・3 枚書いて、1人が提出したら続々と提出しにいくみたいな。笑

これじゃ誰も上達しませんよ。

だから書道教室に通っている人以外、みんな大して上手くなかったじゃないですか。笑

「じゃあどうすれば良かったの?」というと、1枚書いたらすぐ先生に見せるべきだと思います。

そこで先生が、フィードバックして、2 枚目に生かすっていうループを繰り返した方が、確

実に上達すると思うんですよね。

まあ、時間的に不可能だとは思いますが。笑

結局この話で何が言いたかったのか?というと、仕事においてギリギリまで1分で粘って作業を進めるのはやめましょう!ということです。

仕事で1番避けるべきことは、時間切れで間に合わないということです。

ギリギリになって、全然違う方向に進んでいたことが発覚したり、大量の直しが出てきたりしたら最悪ですよね。

「こんなクオリティで出したら怒られるかも、、」より、「もし間違った方向に進んでいて、取り返しがつかなくなったらどうしよう、、」ということに危機感を持つことが大切です!

だから、50 点くらいのクオリティでいいので、早めにフィードバックをもらいにいきましょう!

つまらない仕事はない

僕は以前、居酒屋のキッチンスタッフとして働いていました。

正直最初は超つまんなかったんですよ。

「え?料理作るの楽しそうじゃん??」
確かに料理は楽しいです。

僕も息抜きで料理すると、何となくいい気分になれるし、自分で作った料理を食べた時の美味しさは半端ないです。

あ、決して僕の料理の腕が凄いとかそういう自慢じゃなくて、「自分で作った料理は美味しい」っていう類いのアレですよ。笑

でも、居酒屋のキッチンスタッフが作る料理って、料理してる感がないんですよ。笑

冷奴は豆腐に鰹節と生姜のっけて終わり。

だし巻き卵は、あらかじめ店長が作ったのを、レンジでチンするだけ。

おでんは皿に装って、辛子をトッピングするだけ。

枝豆は袋から取り出してお皿に盛るだけ。

お刺身も切ってお皿に盛るだけ。

こんな感じで、ただ扱ってるものが食材っていうだけで、派遣バイトのピッキングとか袋詰と同じくらい単純作業なんですよ。

最初は超絶つまんなかったんで、早く辞めようと思ってました。

ただある時、やたら仕事が早い社員の方にこう言われました。

「ドリンクよりも早く提供できるようにしてみなさい」と。

その言葉を聞いた翌日から、僕は 10 秒でできるドリンクより、どうやったら早く準備ができるのか、必死に考えながら仕事をしました。

冷蔵庫の中の配置を注文の多い順に整理整頓。

予めお刺身のセットを作っておく。

火を通してる間に、キッチン台を整理整頓。

冷蔵庫の中を見なくても、必要なものが取り出せるように、中の配置を暗記。

その配置を大切変えないように、社員さんにお願い。

こうした夫を々と試錯誤した結果、ドリンクと同等くらいの時間で料理を提供できるようになり、いつの間にか仕事も楽しくなりました!

こんな感じで、仕事を楽しくするか、つまらなくするかは自分でコントロールできるのです!

ぜひ「仕事がつまらないな」と思ったら、自分なりにゲーム化してみましょう。

・より早く作業を終えるにはどうしたらいいか?
・より完成度を高めるには、何を追加したらいいかを考える
・逆に、必要ないと思ったものを考え、その作業を省いてもいいか提案してみる

ぜひ与えられた仕事が「つまらないな」と思ったら、実践してみてくださいね!

以上 3 つが、『入社1年目の教科書』にて最初に紹介されている、仕事において大切な3原則です。

続いて、『入社1年目の教科書』に書かれている 50 個の思考法の中から、僕が「これは知ることができてよかった!」と思える 5 個を紹介したいと思います。

僕が入社前に知ることができてよかった思考法 5 選

それでは早速紹介していきます。

今回紹介する 5 つの思考法は以下の通りです。

・ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ
・仕事は総力戦
・苦手な方には「惚れ力」を発揮
・「何のために」で世界が変わる
・社会人の勉強は、アウトプットがゴール

それぞれ順番に見ていきますね。

ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよー叱られるのは怖くない!

1 つ目は「ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよー叱られるのは怖くない!」ということです。

まず、『入社1 年目の教科書』に書かれている文章を引用します。

“入社して数ヶ月の間は、上司や先輩から叱責されることが必ずあるでしょう。
あなたがどんなに優秀でも、最初から全ての仕事を完璧にこなすことは、現実的に難しいからです。むしろ避けて通れないのなら、意識が変わるチャンスだと前向きに捉えてください。”

この文章を見て、僕は叱られることに対するマインドが変わりました。

今までは、「どうやったら叱られずに済むだろう?」と答えの出ない問いに悩まされてきました。

でもそれはナンセンス。

どんなに考えたところで、ミスをして叱られる時は必ずくるでしょう。

だから叱られた時は、自分が変わるチャンスが来たと考えて、同じミスを再発しないようにする仕組みを考えるトリガーにするべきです。

そう考えると、自然と叱られることに対する不安が消えていくと思います!

ぜひ、叱られるのが苦手な方は、このマインドを取り入れてみてください!

仕事は総力戦

2 つ目は、「仕事は総力戦」であるということです。

まず、『入社 1 年目の教科書』に書かれてい文章を引用します。

“ビジネスは総力戦です。企画書の作成に上司の力を借りたからといって、取引先から「ずるいよ」と言われるでしょうか。取引先としては、質の高い企画を早く提出してくれれば、それで満足するのです。あなたの周りにいる人を総動員させて、早く質の高い仕事をしてい
きましょう。”

この文章を見て、僕は今まで大きな勘違いをしていたことに気づきました。

今までの僕は、任された仕事は全部1人でやり切ることが大切だと思っていました。

どんなに時間がかかっても、上司のお手を煩わせないことが大切であると。

しかし1人でやりきったとしても、余分に時間がかかったり、質が低かったりしたら、元も子もありません。

それこそ上司のお手を煩わせてしまいます。さらに、取引先の相?にまで迷惑をかけてしまうでしょう。

それだったら、多少の迷惑をかけてしまうことは承知で、上司や同僚の手を借りたいが、絶対にいいですよね。

ぜひ、「仕事は1人でやり切るものだ」と考えていた方は、今度から「仕事は総力戦である」という意識に変えましょう!

苦手な方には「惚れ力」を発揮しよう

3 つ目は、「苦手な方には「惚れ力」を発揮しよう」ということです。

突然ですが、周りに苦手な方や嫌いな方はいますか?

多くの方は、1人や2人くらいはいると思います。

僕もかつて所属していたサークルに何人か嫌いな人がいました。

しかし、人のことを嫌いになって良かったなと思うことは1度もありません。

むしろ、嫌いになってしまったが故に、損することの方が多かったです。

精神的にも疲れるし、嫌いな人と一緒に何かする時は、まじで地獄でした。

それが一時的なイベントとかだったらまだしも、長期間一緒にいる職場だとかなり精神的にきついですよね。

だからどんなに、「この人苦手だな」と思っても、嫌いにならない努力をすることは大切だと思います。

「じゃあどうしたら嫌いにならなくて済むの?」というと、惚れ力を発揮することだと、『入社 1 年目の教科書』に書かれています。

その方法が書かれている部分を引用します。

誰にでも必ず得意なところがあり、その部分だけを参考にすればいいのです。
嫌いな部分、苦手な部分は、単なる特徴と捉えればいいのです。
その人はどういう強みがあるのか。そう考えながら付き合ってみてください。
人は、自分に好意を持ってくれる人を邪険には扱いません。
しかし、相手から嫌われているという空気は必ず伝わります。どんなに気難しい上司でも、良いところを見つけて尊敬すれば、おそらく嫌われることはないでしょうし、チャンスをもらうこともできると思います。“

一言でいうと、「相手の良いところを見るようにしよう」ということですね。

僕も実際に、ちょっと苦手だなと思う方の良いところを探すようにしてみたら、「あ、意外とこの人良い人かも」と思えるようになり、以前ほど会うことが苦じゃなくなりました。

ただ、意識的に探さないといけない分、ちょっと疲れます。

でも、嫌いなまま一緒にいるときの疲れに比べたら、遥かに良いですよ。

ぜひ周りに嫌いな人がいる方は、今のうちに相手の良いところを見つける練習をしておきましょう!

「何のために」で世界が変わる

4 つ目は、『「何のために」で世界が変わる』ということです。

まず、『入社1 年目の教科書』に書かれている文章を引用します。

“上司からのオーダーは、そのプロジェクト全体から切り出した大部分です。
通常であれば細かい注文までは出してきません。
しかし、どんな単純作業にも必ず背景があり、大きな目的に沿って動いているのです。
だとすると、1 つ 1 つの仕事がどこを目指しているのかを知ることで、退屈な単純作業の意味は激変します。モチベーションも上がるのではないでしょうか。“

「これ何のためにやっているんだろう?」という疑問を持ったまま仕事するのって辛くないですか?

例えば学校の文化祭において、リーダーから「そこの段ボール切っておいて」と言われるより、「店頭の看板作りたいから、そこの段ボール切ってくれない?」と頼まれた方が、目的がはっきりしていて、モチベーション上がりますよね。

でも、会社の上司は「何のために?」をはっきりと伝えてくれるかどうかはわかりません。

だからこそ、足りない情報はどんどん質問していきましょう!

さらに目的が明確になることによって、自分なりの付加価値をつけることもできます。

先ほどの文化祭の例でいうと、看板用に段ボールを切るのであれば、以下のような付加価値をつけることができるでしょう。

・看板のデザイン案を書いて、提案してみる
・切った段ボールに、ガムテープをつけて補強しておく

デザイン案を提案すれば、新たに「看板のデザインを作る」という仕事を任せてもらえるかもしれません。

またガムテープをつけて補強しておけば、「お、気が利くな」と思われるでしょう。

さらに、デザイン案が受け入れてもらえなかったり、ガムテープ補強が必要なかったりしても、目的に対して付加価値をつけたことに関して、「やる気がある」とみなされ、また頼もうと思ってくれるかもしれません。

しかし、看板を切る目的を把握できていなければ、どういう付加価値を付ければ良いのかわからずに、ただ切って終了です。

いかがでしょうか?

今回はイメージしやすいように文化祭の例で説明しましたが、こういったことを社会人1年目の時点でできたら、「お!あいつは使えるな!」と上司からの評価を得られること間違い無しだと思いませんか??

ぜひ、自分の任された仕事には「何のために?」を積極的に聞いて、意識するようにしましょう!

社会人の勉強は、アウトプットがゴール

5 つ目は、「社会人の勉強は、アウトプットがゴール」ということです。

読書する時に「へえ~~そうなんだ~~勉強になったな~~」で終わってしまっていることってよくありませんか?

僕も以前はその状態に陥っていました。

でもそれって、意味ないですよね。笑

読み終えたことに関する自己満足だけが得られるだけです。

自己満足で終わる勉強なら、遊んでストレスを解消した方がよっぽど良いと思います。

「じゃあ、自己満足で終わらない勉強をするためにはどうしたら良いか?」という疑問が生まれると思います。

『入社 1 年目の教科書』にて、その答えが書かれている部分を引用します。

“ビジネスパーソンの勉強は、必ずアウトプットに結びつけるべきだと僕は思っています。
「自分たちならどう行動すべきか」
「自分たちの事業だったら、どう判断すべきか」
教養として漠然と読むのではなく、常に「So What」に落とし込むように読まなければならないのです。“

つまり、勉強したことに対して常に自分ゴトに落とし込むことが大切です。

自分ゴトに落とし込むためには、勉強を終えた後に、自分に対して質問すると効果的です。

僕はいつも、勉強を終えた後に、以下のような質問に答えるようにしています。

・この知識を十分に生かすとしたらどうする?
・この事例を自分に置き換えたらどうなる?

もし自分ゴトして考えることができなさそうだったら、他人ゴトに落とし込むのもおすすめです。

・この知識を最も必要とする人はどんな人か?
・その人に対して、今ならどんなアドバイスをするか?

こういったことを考えて、知識をアウトプットすることで、単なる自己満足で終わらない勉強ができるようになるでしょう。

ちなみに僕も『入社 1 年目の教科書』で学んだことを、記事にしていくことによってアウトプットしているということは秘密です。笑

以上 5 つが、『入社1年目の教科書』において、僕が特に今知ることができてよかった思考法です!

いかがでしたか??

1 つでも役に立ったと思っていただけるものがあれば幸いです!

まとめ

今回は、『入社 1 年目の教科書』をもとに、「社会人になる前に知っておくべき 3 つの原則と 5 つの思考法」というテーマで記事を書きました。

ポイントをおさらいすると、「社会人になる前に知っておくべき 3 つの原則」がこちら。

頼まれたことは、必ずやり切る
・50 点で構わないから早く出せ
・つまらない仕事はない

どれも特別なスキルは必要ありません。

まずはこの 3 つを確実にできるようにしましょう!

そして、「僕が入社前に知ることができてよかった思考法 5 選」がこちら。

・ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ
・仕事は総力戦
・苦手な方には「惚れ力」を発揮
・「何のために」で世界が変わる
・社会人の勉強は、アウトプットがゴール

現在、インターン・アルバイトをしている学生の方は、ぜひ今やっている仕事で、3 原則と5 つの思考法を 1 つずつ取り入れてみましょう!

「まだしてないよ!」っていう学生の方は、ぜひチャレンジしてみることをおすすめします!

ただし、しっかりとインターン・アルバイトにもリスクがあることを認識した上で、はじめるようにしましょう!

インターン・アルバイトなどのリスクに関しては、以下の記事で解説していますので、そちらもぜひ合わせてご覧ください!

インターンシップ中にケガしたら・補償はされる?他人事ではない 4 つのリスクと損害賠償

なぜインターンに保険が必要なのか?インターンのリスクと保険でどんなことを保障してくれるのか?