はじめに
こんにちは。大学生の保険室 運用担当の田代です。
皆さんの中で、クレジットカードを所有している方はいますか?
大学生になって新しく作る方もいますよね。
若年層リサーチ結果を発信する「Tes Tee Lab」 が
行ったアンケートでは18~24 歳の間でクレジットカードを所有している割合は男性 60.4% 女性 67.6%。
半数以上の学生がクレジットカードを所有していると回答していました。
カード決済が主流となっている現在ですが、クレジットカードには決済以外にも意外なサービスがあるんですよ。
それが、付帯保険!
皆さんはクレジットカードを所有しながら保険にも入っていたこと、ご存じでしたか?
今回は意外と知られていない、クレジットカードの付帯保険について、自分が今どんな保険に加入しているのか、補償内容やさまざまな保険の種類について紹介していこうと思います!
保険が付いていないクレジットカードは存在しない
皆さんが所有するクレジットカードは、最低 1 種類以上の保険に加入しています。
それが、「盗難・紛失保険」です
盗難・紛失保険とは
「あれ?財布にあるはずのクレジットカードがない!」
他人にカードを不正利用されたときに、カード会社が被害額を全額負担してくれます。
「でも、年会費無料のカードで保険料も払っていないから補償額も少ないんじゃ?」
そんなことはないですよ。
クレジットカードの所有者全員が加入し、認められた被害額全額が支払われます!
次に、付帯保険の中でも最もポピュラーな海外旅行保険について紹介していきます!
海外旅行保険
海外旅行保険は、年会費無料のカードでも付帯されていることが多い保険です。
主な補償内容を、種類ごとに以下の表にまとめてみました。
保険の種類 | 補償内容 |
傷害死亡・後遺障害 | 旅行中のケガが原因で、死亡または後遺症を患った場合 |
障害治療費用 | ケガを負い、医師の治療を受けた場合 |
疾病治療保険 | 旅行先で発病した病気が原因で、医師の治療を受けた場合 |
賠償責任 | 誤って他人にケガをさせたり、モノを破損してしまった場合 |
救援者保険 | 旅行中に遭難や緊急な捜索が必要となった場合 |
携行品損害 | 旅行中、携行品が盗難、破損、損害などの事故にあった場合 |
病気やけがによる補償のほかに賠償責任についても補償してくれます。
旅行中のどんな時に保険金が支払われるでしょうか。
例えばこんな時
そんな時には、携行品損害の保険金額内で保険金が支払われます。
(エポスカードの場合は 20 万円が限度額)
実際に払った金額(治療費、入院費、薬剤費など)に対して最高270万円まで保険金が支払
われます。(エポスカードの場合)
しかし、一般的な海外旅行保険の補償内容となっている
航空機委託手荷物遅延等費用については補償されません。
こちらは、航空会社に預けた手荷物が到着後 6 時間以上遅延したり、荷物が届かなかった場合に保険金が支払われます。
以前紹介した記事に、「新・海外旅行保険 off!」という海外旅行に行く際に心強い保険を紹介しています。
航空機委託手荷物遅延等費用についても補償対象となっており、自分で必要な分だけ補償内容を手厚くできるオーダーメイド保険となっています。
付帯保険の場合、補償内容や保険金額はセットとして扱われています。
つまり、あらかじめ内容、金額が決められているため補償額分が物足りないと感じる場合があります。
しかし、新・海外旅行保険 off!のオーダーメイド保険の場合はセット扱いではなく、自分に必要な補償分だけ手厚くすることもできます。
自分で決めるよりあらかじめ用意されていた方がいい方、やっぱり自分で補償内容などは
決めたい方、それぞれの用途にそった保険を利用するのもいいですね。
「海外旅行より国内旅行の方が行くよ」そんな方にも朗報です。
クレジットカードの付帯保険には、国内旅行傷害保険という、国内バージョンの保険もあります。
付帯保険の中には、サービス料を支払うことでクレジットカード利用時に関係する保険に
加入することもできます。
次に、そちらを紹介していきます!
ショッピング保険
ショッピング保険とは、クレジットカード払いで購入した商品が「壊れた」・「盗まれた」際のリスクを補償します。
商品は、現物はもちろん海外での買い物、ネット通販、中古やセール品すべてが対象です。
例えばこんな時
・買ったばかりの時計を落として壊れた
・購入したカメラが盗まれた
・お気に入りのワンピースが転んで破れてしまった
そんな時には、年間通算 50 万円まで補償してくれます。(エポスカードの場合)通常、どのクレジットカードも補償期間は 90 日間続き、申し込み当日から補償がスタートします。
注意してもらいたいことが 2 点
(エポスカードの場合、3,000 円未満は補償対象外)
2 点目は、補償対象外の商品も存在することです。
補償対象外の商品は、身近な例をあげると
自転車、ノート型パソコン、サーフボード、コンタクトレンズ、商品券、食料品などです。
注意!自動付帯と利用付帯の違い
付帯保険の中には、条件によって補償内容が適応されない場合があります。
その条件は、自動付帯か利用付帯かでわかれます。
利用付帯:クレジットカードでの支払いをすれば効力が発生する
なんとなく意味はわかりますよね。
ややこしいのが旅行をしたときにどちらが適応されるかです。
例えば、自動付帯の場合なら旅行中のケガは無条件で補償されます。
しかし、利用付帯の場合は事前に旅行の費用(ツアー代、飛行機代など)をクレジットカードで支払わなければ補償が
受けられません。
クレジットカードの種類によって自動付帯か利用付帯かは異なるので、事前に所有しているカードの確認が必要です。
まとめ
今回はクレジットカードの付帯保険について紹介しました!
意外と知られていない付帯保険について、カードを所有している方は自分がどの保険に加入しているのかぜひ確認してみてください!
海外旅行の時は治安の関係上、あまり現金を持ち歩きたくはないですよね。
クレジットカードなら 1 枚で支払いができ、かつ保険にも加入でき一石二鳥ですね!