【部活・サークル所属者必見】運動系から文化系のケガ・事故・損害 賠償を補償するスポーツ安全保険の補償内容とは

こんにちは。大学生の保険室 運営担当の田代です。

大学に入ったら、ひとまずサークルや部活に入る方が多いのではないでしょうか?

新しい環境に初めて会う仲間。人脈を作っていくうえでサークルに入る方も多いですよね。

しかし、その中でもアメリカンフットボールやラグビーなど衝突が激しい種目での事故が相次いでいます。

他大学との試合中に自分がケガをした
あるいは、相手選手に重大なケガを負わせてしまった

運動をするにあたっては起こってもおかしくないですよね。

運動部以外でも、例えば吹奏楽部の方が誤って楽器を落として破損してしまったとき。

場合によっては損害賠償を払わなければいけません。

そんな時に検討したいのが、スポーツ安全保険

今回は運動部、文化部と幅広い活動のリスクを補償するスポーツ安全保険について、対象団体や補償内容などを紹介していこうと思います!

加入できる団体

スポーツ安全保険は幅広い活動団体のリスクを補償します。
具体的にどのような活動が補償対象となるのか、紹介していきます!

スポーツ団体

大学の部活やサークル活動、野球・サッカー・フットサル・バレーボールチーム・柔道・剣道・空手・テニス・水泳教室などが対象となります。
大学の部活については、学生共済の方でも補償する保険について紹介していますのでそちらもご覧ください。

部活中の怪我に関して

文化活動団体

陶芸・囲碁・コーラス・吹奏楽のサークル・茶道・華道・料理教室などが対象となります。

ボランティア・地域活動団体

ボランティアサークル・清掃活動団体・防災活動団体などが対象となります。

その他団体

同種同好会、生涯学習講座など
運動部だけでなく、文化部の活動に対しても補償対象となります。

スポーツ安全保険のボランティア活動は、社会福祉協議会に登録されていない活動も対象となります。

加入できない団体

家族だけの活動、プロスポーツ、営利活動を行う団体は対象外となります。
また、スポーツ安全保険では4 名以上から団体と認定されます。

スポーツ安全保険は 3 つの補償を完備


スポーツ安全保険では主に
①傷害保険
②賠償責任保険
③突然死埋葬費用保険
3つの保険から構成されています。
それぞれどのようリスクを補償するのでしょうか?
次に各保険の補償内容を紹介していきます!

傷害保険の補償内容

障害保険とは、

・ラグビーの試合中に足首をねん挫してしまった時
・サッカーの練習中にボールが顔に当たり、鼻骨を骨折したとき

このように団体での活動中に負ったケガが原因で死亡、入院、手術、通院した際の費用を補償します。
ここで注意しておきたいのが、負ったケガは急激で偶然起きた場合に限ることです。

長期的な練習によって起きた腱鞘炎や野球肩、テニス肘、疲労骨折などは補償されません!

補償内容は先に説明した通り、

補償内容支払い金額 (運動系、文化系ともに)
・死亡保険金2,000 万円
・後遺障害保険金3,000 万円
・入院保険金 (1 日につき)4,000 円
・通院保険金 (1 日につき)1,500 円

手術を受けた場合は、
入院中の手術:入院保険金日額の 10 倍
入院中以外の手術;入院保険金の 5 倍 が支払われます
以上 5 点を補償します。

すべての補償が、事故の日からその日を含め 180 日以内に起こった場合を前提としています。
ただし、通院保険金については支払日数が 30 日間までとなっています。

賠償責任保険の補償内容

賠償責任保険とは、

・野球で打ったボールが偶然駐車していた車の窓ガラスを割ってしまったとき
・ゴルフクラブを振った際、周りにいた人の顔に当たってしまったとき

このような活動中に他人にケガを負わせたり、モノを壊してしまった時に法律上の賠償責任を負った場合に補償されます。
賠償責任を負った場合、保険に入ることで運動系・文化系関係なく他人にケガを負わせてしまった場合は 1 人 1 億円まで
モノを壊してしまった場合は 1 事故対人と合わせ 5 億円まで補償されます!

突然死埋葬費用保険の補償内容

突然死埋葬費用保険とは、

・急性心不全、血管疾患や脳内出血などを引き起こし
突然死した場合の埋葬費用が補償される保険

ここで注意しておきたいのが、
突然死とは団体での活動中に急な体調不良が確認され
その時から 24 時間以内に死亡した場合
に限られます。

その際、埋葬費用は運動系・文化系限らず 180 万円を限度として補償されます。
以上がスポーツ安全保険の補償内容となります。
③の突然死埋葬費用保険は聞きなれない方も多いのではないでしょうか?
スポーツ中の急な体調不良が死につながる事は想像しづらいですよね。
しかし、新型コロナの影響でマスクを着用しながら部活動を行った子供が、突然倒れ死んでしまったケースが実際にあり、夏の時期は特に注意してもらいたいです!

まとめ

今回は、運動部・文化部・その他の活動など幅広い活動のリスクを補償するスポーツ安全保険について紹介しました!
“スポーツ”がつく保険の名前から、運動系だけが補償対象と思われがちですが、文化部の方にとっても補償内容が充実しています。
私も筝曲部という、お琴を弾く部活に所属していましたが
楽器って本当に値段がピンキリなんですよね。
100 万円以上するものもあるなか、故意過失に限らず破損してしまった時に損害賠償なんて払える金額ではありません。
そんなときに今回紹介した保険に入っていれば、一安心ですね!